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■床暖房の歴史

床暖房の起源は古く、ローマ時代にさかのぼります。

最古の床暖房は紀元前95年頃ローマのハイポコーストと呼ばれる床下暖房です。
中空の床下や壁の中に薪または炭火から発生する燃焼ガスを導いて床面や壁面を暖め、室を暖房するというシステムでした。
また、ハイポコーストの発展系に溝式床暖房があります。

この溝式床暖房は姿を変えながら、19世紀に至るまで用いられました。

一方、朝鮮半島にはオンドルがあります。
床下の空気を外部の釜から出る熱で暖めてそれを壁に送り込み部屋を暖めるものです。
これは今でも一般的な家庭で使われています。

日本の住居は湿気の多い気候のため、結露によるカビや建材の腐敗などの問題があり、非常に通気性のよいものでした。
機械換気が確立するまでは気密性の遅れた建物だったため、暖房器具も囲炉裏、火鉢などの局所暖房が主でした。
日本の床暖房の歴史

1960年代 電気式床暖房発売
62年 道路の中に電熱線を埋設
65年 神奈川県庁舎議場へ
1970年代 企業オフィスや一般住宅へ
1975年頃 温水式床暖房発売
1990年代 温水式床暖房普及

床暖房の長所

快適な温度制御のためには、室温と床温度のバランスが大切です。
同じ温度でも床が冷たいと寒く感じます。しかし、床が30℃くらいあると室温が20℃以下でも快適に感じられます。

このバランスを表したものを「等感曲線」といいます。この曲線にあわせて床温と室温を調節することで、快適な室内空間にすることができます。

ちなみに室温の快適範囲は16〜23℃ですので、これにあわせて床温を調節するのがベストでしょう。


        [等感曲線グラフ]


床暖房は「頭寒足熱」で人の身体に最も理想的な暖房法です。
空気を汚さずクリーンな暖房システムで、喘息やアレルギー体質の方にはとてもやさしい暖房です。

・空気対流式(エアコン・ファンヒーター)ではないので、乾燥しすぎず肌やのどに優しい。
・冷え性を軽減。
燃焼音や送風音が無く静かです。深夜でも気兼ねなく使用できます。
ストーブやファンヒーターのように機器本体が露出しません。
電気式はメンテナンス不要。



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