2010年代
2010
2010年(平成22年)3月
会社・制度
在宅勤務制度がスタート
2010年3月21日より、在宅勤務制度を導入しました。子育てや介護など、家庭の事情に応じて柔軟に働ける体制を整えることを目的としたもので、社員一人ひとりの多様な働き方を支援する施策の一環です。自宅にいながらも業務を遂行できる仕組みを整備することで、ライフステージに合わせた働き方を可能にし、安心して仕事と生活を両立できる環境づくりを進めました。この制度は、当社におけるワークライフバランス推進の象徴的な取り組みとなりました。
2010年(平成22年)5月
製品・サービス
Multi Cubeポール灯を発売
2010年5月、オリジナル照明「Multi Cube」シリーズに新たなラインアップとして「Multi Cubeポール灯」を発売しました。ウッドポール材を活用したデザインは、自然素材の温かみと堅牢さを兼ね備えており、屋外や玄関先など多様な空間に調和する照明として提案されました。価格は39,800円と求めやすく、住宅のみならず店舗や公共施設にも対応可能な商品でした。光源には3.3WのLEDモジュールを採用し、省エネルギーと長寿命を両立させた点も特徴です。これにより、従来の室内向け製品に加え、屋外照明分野にも「Multi Cube」の展開が広がり、ラインアップの充実につながりました。

2011年(平成23年)4月
会社・事業所
オールLEDの松山支店が竣工
2011年4月、松山支店が新築移転し、竣工しました。新社屋は従来の倉庫跡地に建設され、延床面積約1,844㎡の広さを誇る拠点です。最大の特徴は、全館にLED照明を採用した点で、当社支店として初めて「オールLED化」を実現しました。環境に配慮した省エネ型のオフィスであると同時に、物流・営業の両面で効率化を図る施設として整備されています。顧客からの受注対応力を高める体制や、快適な執務環境を提供する設計が導入され、社員にとっても働きやすい職場となりました。松山支店の新社屋は、今後の事業拡大と地域密着型サービスの強化を支える重要な拠点となります。
2011年(平成23年)6月
会社・事業所
松山支店に電材デポがオープン
2011年6月20日、松山支店に「電材デポ」がオープンしました。「圧倒的な品揃え」をコンセプトに掲げ、約3,500アイテムを取り揃え、旧店舗の約2倍となる豊富な在庫でお客様の要望に応える店舗づくりを進めました。さらに「店頭引取価格」や「ポイントサービス」といった新しい仕組みも導入し、利便性を高めています。オープンを記念しては、セミオーダー腰袋のプレゼント企画や特価セールも実施され、多くの来店客で賑わいました。地域に密着した利便性の高い拠点として、顧客から信頼される店づくりを目指して展開しました。

2011年(平成23年)9月
会社・その他
照明学会全国大会が松山市で開催。松山城のライトアップツアーを実施
2011年9月15日から17日までの3日間、第44回照明学会全国大会が松山市で開催されました。全国から500名を超える研究者、学生、設計者らが集い、最新の研究成果や施工事例の発表、ディスカッションが行われました。大会では、震災後のエネルギー問題を背景に、節電や省エネに関するテーマも取り上げられ、LEDの普及や新しい光環境のあり方について活発な議論が交わされました。
夜には松山城のライトアップツアーが実施され、歴史的建造物と最新の照明技術を融合させた演出を参加者が体験しました。この大会は、地域と照明分野を結ぶ貴重な機会となり、多くの参加者にとって印象深い催しとなりました。


2012年(平成24年)3月
会社・組織
第二次経営構造改革により新たな組織体制をスタート
研究開発室の各担当室が市場開発室に統合(照明・LED、インテリアデザイン、省エネルギー、リフォーム住環境、施工安全)、施設デザイン営業部と住宅デザイン営業部が統合し、施設・住環境営業部に、各支店の流通品質課が支店の直轄となる。
2012年(平成24年)3月
会社・組織
徳島宮地電機株式会社を設立(資本金:1,000万円)
2012年(平成24年)6月
会社・その他
Miyaji LEDsフェア2012 ~安くてカンタン♪LED~を開催(高知市、松山市、徳島市、高松市)
2012年6月15日から、高知・松山・徳島・高松の4会場で「Miyaji LEDsフェア2012 ~安くてカンタン♪LED~」を開催しました。2年目となるこのフェアには約1,200名が来場し、LED照明の普及に向けた多彩な展示やセミナーが行われました。会場では、オフィス・店舗・工場など各分野に適したLED照明のラインナップを体感できるブースを設置し、省エネ効果や施工の容易さをアピールしました。さらに、防犯・街路灯やサイン・ライトアップ向けの製品も紹介され、幅広い用途に応じた提案を展開しました。セミナーでは「トクするLEDのはなし」をテーマに、省エネやコスト削減の具体的な効果が紹介され、参加者の関心を集めました。


2012年(平成24年)11月
会社・その他
電設資材を全国へ販売する「電材ネット」をオープン
2012年11月、電設資材を全国へ販売するインターネット通販サイト「電材ネット全国版」をオープンしました。従来の四国エリアにとどまらず、全国の電気工事業者に向けて資材を提供することを目的としたもので、登録制によるEC販売の仕組みを整えました。サイトでは約3,000点の電設資材を取り揃え、利便性の高い価格設定や即時対応を強みとしました。オープン企画としては「価格表・ケーブルの特別価格セール」を実施し、多くの工事業者が利用しました。開始から間もなくアクセス数や取扱高は伸びを見せ、全国販売の基盤づくりが進展しました。この取り組みは、当社のEC事業を四国から全国へと拡大する大きな一歩となりました。

2013年(平成25年)2月
会社・組織
ミヤジホールディングス株式会社を設立(資本金1億円)
ミヤジホールディングス㈱が宮地電機㈱との株式移転で設立されました。これにより、宮地電機㈱はミヤジホールディングス㈱の100%出資子会社となりました。
2013年(平成25年)3月
製品・サービス
LED防災ライト"ぐらっパ!"が第27回(平成24年度)高知県地場産業大賞の地場産業奨励賞を受賞
2013年3月、当社が開発したLED防災ライト「ぐらっパ!」が、第27回(平成24年度)高知県地場産業大賞において「地場産業奨励賞」を受賞しました。「ぐらっパ!」は高知県内で製作された製品で、災害時の避難所や仮設トイレでの使用を想定して設計されており、停電時にも安心して利用できる点が高く評価されました。地元企業によるものづくりと地域防災への貢献が認められた今回の受賞は、地域に根ざした事業活動の成果でもあり、今後も防災分野でのさらなる活用が期待されました。


2013年(平成25年)6月
会社・その他
Miyaji LEDsフェア2013 ~LEDで貯金?!~を開催(松山市、徳島市、高知市、高松市)
2013年6月18日から28日にかけて、松山・徳島・高知・高松の4会場で「Miyaji LEDsフェア2013 ~LEDで貯金?!~」を開催しました。今回のフェアには約1,000名が来場し、LED照明による省エネ効果を「電気代削減=貯金」と表現して分かりやすく訴求しました。会場では最新のLED照明を活用したオフィスや工場のシーン展示、メーカー12社による新製品紹介、さらには「高効率照明は何で変わるか」「工場のLED化による節電対策」といったセミナーも行われました。来場者は、照明の更新による経済効果や省エネの実際を体感し、LED導入に向けた具体的な検討を進める機会となりました。


2013年(平成25年)9月
会社・事業所
南予営業所の新社屋が完成
2013年9月14日、南予営業所の新社屋が完成しました。地域に密着した営業拠点として、より快適で効率的な業務環境を整備するとともに、最新の設備を導入した新しい社屋です。お客様にとって利用しやすく、社員にとって働きやすい環境を備え、地域での事業活動を支える拠点となりました。

2013年(平成25年)9月
会社・その他
南予営業所屋上のソーラー発電所が稼働(宮地電機グループ第1号)
2013年9月25日、南予営業所の屋上に設置したソーラー発電所が稼働を開始しました。176枚の太陽光パネルを備えたこの設備は、宮地電機グループとして初めての太陽光発電所となります。年間約180万円分の発電効果が見込まれ、環境負荷の低減と再生可能エネルギー活用の推進を象徴する取り組みとなりました。この実績は、以降に続く各拠点での太陽光発電導入の先駆けともなりました。


2013年(平成25年)10月
会社・その他
COMMON100号発行

2013年(平成25年)11月
会社・その他
高知支店屋上のソーラー発電所が稼働
2013年11月、高知支店の屋上にソーラー発電所が完成し、稼働を開始しました。設置されたのはPanasonic製245W多結晶パネル576枚で、年間約650万円の売電を見込む設備です。高知支店の屋根は構造体の関係から剣先丸ボルト仕上げで、どのメーカーにも相談できない特殊な条件でしたが、老朽化対策を兼ねて屋根の上に丸ハゼ仕上げの屋根材を新たに重ね張りし、その上に太陽光パネルを取り付ける方式を採用しました。


2014年(平成26年)3月
会社・その他
約30年使われてきたオフコンを一新し、オープンシステムが稼働
2014年3月31日、約30年にわたり使用してきた基幹業務システム(オフコン)を刷新し、新たに「オープンシステム」が稼働を開始しました。見積・受注・発注・入荷・出荷など一連の業務を支えてきたオフコンは長年の運用で限界を迎えており、次世代に対応できるシステムへの移行が求められていました。新システムはインターネットを介したリアルタイムでの情報共有が可能で、営業や物流部門が一体となって最新の情報を活用できる点が特徴です。さらに、顧客への提案や商品検索が効率化され、業務全体の生産性向上にもつながりました。オープンシステムの導入は、今後の事業拡大と働きやすい環境づくりを支える重要な基盤となりました。

2014年(平成26年)10月
会社・その他
Miyaji LEDsフェア2014 ~Presentation 提案力~を開催(徳島市、高知市、松山市、高松市)


2014年(平成26年)11月
会社・その他
徳島宮地電機東沖洲太陽光発電所が稼働。11月25日に開所式を開催
2014年11月5日、徳島市東沖洲の埋立地に建設した太陽光発電所が稼働し、四国電力への売電を開始しました。この事業は、同年2月に徳島県庁で行われた土地使用公募の入札から始まり、5月1日に着工、順調に工事が進みました。11月25日には、徳島県知事や県議会議員をはじめ多くの関係者が出席して開所式が開催されました。発電量はシミュレーションを大きく上回り、117.8%の実績で推移。日射率の高い立地条件を活かし、5年余りで投資額を回収できる見込みとされています。設備は地上設置型で整地や造成を丁寧に行い、長期的な安定稼働を見据えて設計されました。今後は半年ごとの点検を含む継続的なO&M(運用・保守)体制を整え、20年間の安定発電を目指しています。


2015年(平成27年)2月
会社・その他
宮地彌典会長永眠(享年73歳)
2015年2月25日、宮地電機会長の宮地彌典が73歳で逝去しました。3月17日には高知市の三翠園にて社葬が執り行われ、取引先や関係者、社員を含め約1,100名が参列しました。社葬の準備には四国四県から多くの社員が集まり、献身的に運営を支えました。会場では、宮地会長の歩みをしのぶ映像や冊子が用意され、弔辞も多数寄せられました。多くの方々の参列のもと、荘厳な社葬が執り行われました。

2015年(平成27年)4月
会社・その他
ミヤジホールディングス鳴門高島太陽光発電所が稼働


2015年(平成27年)8月
会社・その他
創業70周年感謝祭を開催(高知ぢばさんセンター)
2015年8月1日・2日の2日間、高知市ぢばさんセンターにて「宮地電機創業70周年感謝祭」を開催しました。創業70年の節目をお客様とともに祝う催しで、約3,500名が来場しました。会場では、協力メーカーによる最新機器の展示や特価販売に加え、抽選会、マジックショー、キャラクターショーなど多彩な企画が行われ、家族連れにも楽しめる内容となりました。社員一丸となった運営のもと、大規模イベントを無事成功させることができ、これまでのご愛顧への感謝を伝える場となりました。


2015年(平成27年)9月
会社・その他
創業70周年を迎える
2015年9月、宮地電機は創業70周年を迎えました。これを記念し、70年の歩みをまとめた社史が完成しました。社史には、創業者から受け継がれてきた歴史や先輩方の功績、宮地社長のトップメッセージ、役員インタビュー、さらに「良い会社づくりのために」をテーマとした座談会などが収録されています。70年の歴史とともに現在、そして未来への展望を一冊にまとめたものであり、節目を記す記念すべき刊行となりました。

2016年(平成28年)2月
会社・制度
Miyaji EDI プロジェクト
2024年10月、当社が進めてきたEDI(Electronic Data Interchange)の取り組みが紹介されました。EDIは、電設資材の受発注をデジタル化し、取引先との業務を効率化する仕組みです。当社では2016年に「Miyaji EDIプロジェクト」として本格稼働を開始し、パナソニック㈱のEcoChangeシステムを経由した連携を推進してきました。その後、取引先は年々増加し、2024年9月時点では166社とデータ連携するまでに拡大しています。これにより、受発注処理の効率化や誤入力防止、請求・支払業務の迅速化が実現し、業務基盤を支える重要な仕組みへと成長しました。
2016年(平成28年)3月
会社・その他
ミヤジホールディングス北灘太陽光発電所が稼働
2016年(平成28年)5月
会社・事業所
徳島支店にEMS(エネルギーマネジメントシステム)を導入
2017年(平成29年)6月
会社・制度
奨学金返還支援制度スタート
2017年(平成29年)6月
会社・組織
開発営業部開設
2017年(平成29年)9月
会社・組織
愛媛宮地電機株式会社を設立
2018年(平成30年)12月
会社・その他
「地域未来牽引企業」に認定される
2018年12月25日、経済産業省より「地域未来牽引企業」に認定されました。この制度は、成長性が見込まれ、地域経済への波及効果が大きい企業を選定するもので、当社の事業が地域の発展に貢献している点が評価されたものです。今後も地域経済の成長と発展に寄与する取り組みを進めていきます。
2019年(令和元年)5月
会社・事業所
「瀬戸内配送センター」開業
2019年5月7日、瀬戸内配送センターが開業しました。倉庫管理システムの導入、自動倉庫の設置、庫内作業の外部委託など、当社にとって初めての試みを数多く取り入れた新拠点です。電線・ケーブル商社フジデンとの在庫連携により、約300種類の商品を広域で共有し、効率的な物流体制を構築しました。


2019年(令和元年)5月
会社・事業所
観音寺支店オープン
2019年5月7日、香川県観音寺市に観音寺支店を新築オープンしました。阿南営業所開設以来24年ぶりの新拠点であり、瀬戸内配送センターと同時開業となりました。広大な敷地と大野原インターチェンジに近い立地を生かし、倉庫・配送機能と研修施設を兼ね備えています。営業エリアは四国中央市・観音寺市・三豊市などで、地域に密着した営業活動を展開しています。

2019年(令和元年)5月
会社・その他
「高知県地球温暖化防止県民会議 会長賞」を受賞
2019年5月8日、高知会館で開催された「高知県地球温暖化防止県民会議」において「会長賞」を受賞しました。
当社は「省エネルギー相談地域プラットフォーム構築事業」に採択された省エネ支援事業者として、中小企業の省エネ推進やCO₂削減に向けた活動を展開しています。今回の受賞は、地域企業に寄り添いながら「省エネルギーの推進」と「環境改善」に取り組んできた姿勢が高く評価されたものです。
宮地電機では、省エネ対策に悩みを持つ高知県内の事業者に対し、「儲けに繋がる省エネ」を合言葉に、無料での相談・支援サービスを実施し、持続可能な地域づくりに貢献しています。


2019年(令和元年)6月
会社・事業所
今治市古国分へ「今治営業所」を移転
2019年6月3日、今治営業所が今治市古国分に移転オープンしました。旧営業所は1983年に開設後、建物や設備の老朽化が進んでいましたが、南予営業所の改修を経て、新しい拠点として整備されました。新社屋は元カーディーラー店舗をリニューアルしたもので、瀬戸内配送センターからの物流路線にも近く、デリバリー面で好立地となっています。倉庫面積は拡大され、在庫は860アイテムから1,900アイテムへと約2.2倍に増加。品揃えの充実により、市内の競合他社を凌ぐ体制を整えました。さらに駐車スペースの不足も解消され、営業活動の効率化や顧客対応力の強化につながりました。
2019年(令和元年)10月
会社・その他
四国銀行との間で「震災時発動型コミットメントライン」の契約を締結
2019年10月21日、メインバンクである四国銀行との間で「震災時発動型コミットメントライン(CL)」契約を締結しました。
この契約は、南海トラフ巨大地震などの大規模災害が発生した際に、通常の融資枠とは別に、あらかじめ設定された融資枠の中で資金を速やかに調達できる仕組みです。
大規模災害が発生した場合でも、社員とその家族の生活を守り、取引先や地域社会への供給責任を果たすことができるよう、資金調達体制を整備しました。本契約は、事業継続計画(BCP)の一環として、地域インフラを支える電材卸企業としての使命を果たす重要な取り組みです。
