令和元年照明普及賞 ホテル パールガーデン新館

香川県 高松市 / ホテルパールガーデン新館
照明設計 / 宮地電機

施設の概要(施設の用途、規模、特徴)

ホテルパールガーデン新館は、香川県高松市の中心部にあり、10周年を迎えた本館横に新設されたホテルである。「和洋モダンなアート」を建築コンセプトに空間を重視したホテルで、客室は、各階ごとに瀬戸の海、讃岐の山河。讃岐の菜、讃岐の祭など香川県をテーマとしたデザインコンセプトで造られている。 施設の最上階には、高松市内や瀬戸内海を一望できる総ガラス張りの最大250人収容のバンケットホールを設けており、建物外観やピロティなどにも、オリジナルの照明器具やライン状のLED間接照明を組み合わせ、包み込む優しいアートな空間を創り出している。

照明設備(光源、器具、照度、照明の特徴)

6階バンケットホールの照明設備は「和洋モダンなアート」の建築コンセプトに合わせ、3M×3.5Mのキューブ型オリジナルシャンデリアを6基設置し、折り上げ天井には、調光型の上向きライン型LED間接照明と上下バランス配光のライン型LED間接照明を設置し、調光卓のシーン操作により宴会や各種イベント、会議室の空間演出に対応できる。 1階ロビーや6階ロビーにはアートなデザインのライン型LED間接照明と、スワロフスキークリスタルを使用したオリジナルLEDシャンデリアを設置し、お洒落な空間を醸し出している。建物外壁には横ラインのLED間接照明を設置することでシンボリックに演出し、1階ピロティの照明設備は天井に照明器具を設置せず、柱にリング状のアッパーダウンのLEDバランス照明を設置し、間接光の優しい光で来場者を出迎える設備となっている。