平成23年照明普及賞 法然寺五重塔

香川県 高松市 / 法然寺 五重塔
照明設計 / 宮地電機

施設の概要(施設の用途、規模、特徴)

高松藩初代藩主の松平頼重公が松平家の菩抵提寺として仏生山に建立した法然寺に建設された塔である。伝統構法に現代の最新技術を加えて建設され、LED光源を用いてライトアップしている、まさに「平成の五重塔」である。

照明設備(光源、器具、照度、照明の特徴)

使用しているLEDは2.200~6.500Kで色温度を調整できる3色光源で季節や行事に合わせた調光が可能である。二重から五重は各階の床にライン状に設置した最新のLEDモジュール1.45W×219ユニット、320Wによって、壁と軒裏の木組みを照明している。初重と最上部の相輪はCDM70W超狭角スポットライト1台でライトアップしている。歴史に残る建築物として末永く残る施設であることから、木材を傷めずメンテナンス性も考慮した照明設備となっている。