平成30年照明普及賞 見立の古民家 K邸

香川県 多度津町 / 見立の古民家 K邸
照明設計 / 宮地電機

施設の概要(施設の用途、規模、特徴)

見立の古民家 k邸は、多島美の瀬戸内海を臨める古民家を全面改修した住宅である。木造柱や黒漆喰の外壁は、落ち着きのある雰囲気を醸し出す和数デザインになっている。一方、瀬戸内海が一望できるリビングは、リゾートホテルを彷彿させるデザインに仕上がっている。壁紙は落ち着いたベースカラーに一部、華やかなアクセント壁紙を採用し、シックなカラーの家具アが統一感を生み出している。母屋は、既存の柱や梁を再利用し、黒色に塗装しており、メリハリのある色使いで空間を引き締めている。また、土間の木板テーブルや腰板、床材に木を採用し、自然素材の温もりを感じる空間に仕上げている。

照明設備(光源、器具、照度、照明の特徴)

玄関の照明は、吹抜けに810m 2700K Ra87 7.8WのLEDペンダントライトを3台設置して空間全体を照らし、さらに650lm、2700K Ra83、8.5WのLEDダウンライトで入口や腰掛部の足元の明るさを確保している。和紙や竹素材でできたペンダントライトの優しい光が空間に温かみを与え、訪れる人々の心を和ませるような空間を創り出している。また、客間の照明は、吹抜けに725lm/785lm 2700K Ra80 10Wの大小2つのLEDペダントライトを使用して空間の解放感を高め、940lm 2700K Ra83 8.4WのLED間接照明の和紙光壁の光で部屋全体をやさしく包み込んでいる。ロフト部分には配線ダクトが設置されており、680lm 2700K Ra83 8.4WのLEDスポットライトを、目的や用途に合わせて自由に移動させることが可能である。