2025 年12 月18 日、徳島支店にて、宮地電機の未来を担うメンバーによる座談会を開催しました。さまざまな部署で働くメンバーが、3名のファシリテーターに導かれ、仕事の楽しさやイキイキと働くためのモチベーションについて本音を語り合いました。
ファクトリー営業部
ファクトリー営業部
今日は皆さんに、「仕事が楽しくなる瞬間」をテーマに語っていただきます。その前に、我々ファシリテーターから仕事の楽しさをお伝えしたいと思います。私自身は、楽しさというよりもやりがいを感じています。入社して10年目になりますが、ここ2~3年で少し考え方が変わってきました。以前は自分の数字が達成できた時、お客様に感謝された時、現場をうまく回せた時など、自分のことでやりがいや達成感を感じていました。ここ数年は後輩ができて、お客様を引き継いだり仕事を引き継いだりする中で、お客様やメーカーさんから後輩が褒められることが楽しくなってきました。後輩がうまく仕事を回していると、私も喜びを感じます。昔は後輩が褒められているのを見ると「自分の方がやっているのに」と思ったりしましたが、今はそんな思いはなくなりました。
私は、ある出来事があって仕事が楽しくなりました。営業に出て2年目の頃、同業他社をメインにしているお客様の所に、1時間半かけて足繁く通っていました。最初は全然買ってもらえなかったんですが、少しずつ注文をいただくようになり、ある日初めて支店長と共に訪問し、先方の社長様にご挨拶した時、「森下君によくしてもらっているから、この案件は森下君に注文するわ」と言われたんです。全身鳥肌が立ち、ビックリし過ぎてお礼の言葉も出ませんでした。当時は、自分が営業に向いているかどうか分からなくて不安だったんですが、その一件から自信が付き、仕事が楽しくなりました。もう6年前の出来事ですが、今も鮮明に覚えています。
私にとっての仕事の楽しさは、自分の思うように物事が進められることです。入社4~5年まではいろいろな失敗をしました。失敗すると自分の中にいろいろな引き出しができて、今はトラブルがあってもどう対処したらいいか頭に入っているので、何が起こっても動じません。思うように進められると達成感ややりがいを感じますし、お客様からも頼りにされるので、そこに楽しさを感じています。
逆に、3年前ぐらいに、初めて太陽光発電の現場を見積から施工管理までを省エネルギー担当室に助けてもらいながら担当しましたが、分からないことって、すべて後手後手に回ってしまうので楽しくないんですね。事前にしっかり確認をするけれども、漏れがあったりして思うように進まず、後手に回ることが苦痛で、とてもしんどい思いをしました。入社1年目・2年目の人にとっても同じで、「分からないから楽しくないんだ」と気づきました。入社後、早い時期に辞めてしまう人も多くなっている今、仕事を楽しめないままに宮地電機を去ってしまったのかなと…。先輩として申し訳なく思うところがあり、今回の座談会を企画しました。
私も9年目になって、ようやく先手を打ちながら現場を進められるようになってきました。お客様から「どうなってる?」と聞かれた時に「準備しています」と言えた時は快感です。ナルシスト的ではありますが、「自分、ちゃんとできてるな」と思える時が楽しいです。今西支店長がそういう風にされていたので、これが宮地電機の理想の営業担当者の姿なんだと思い、そこを目指して頑張っています。
一番楽しいのは、大きな達成感を味わえることですね。ある時、照明器具の更新と電子制御のやり替えで、施工込みで1ヵ月半かかる案件を受注しました。照明器具の位置をずらし、器具の増設もする現場で、お客様との折衝から、材料の選定や施工の手順も全て自分でやりました。お客様の仕事に支障がないよう土日で施工をするのですが、部材が揃っていないとその日の仕事が終わりません。材料屋は開いていないし、ホームセンターでは売っていないものがほとんどなので、「明日、大丈夫かな」と心配で眠れない日もありました。それをすべて無事に終えた時にはすごい快感でした。施設・ファクトリーの仕事は、自分が想定していた通りに工事が進むと、すごく気持ちいい!。手配した材料がきれいに減ってゆき、足りないモノはないと言われた時は快感です。
私はこのメンバーでは一番新人寄りの3年目です。新築の住宅やマンションに照明器具やカーテン、家具などインテリア系の商品を提案販売する仕事をしています。お客様との打ち合わせの中で商品を決定し、工事が進んで新しいお部屋にきれいにミスなく収まった最後の瞬間が一番楽しいです。
入社1年目はショールームでの接客を担当していたため、工務店さんとのやり取りや見積などまったく携わっていませんでした。2年目から営業に出るようになり、何も分からないままにがむしゃらにやっていたので、最初の1年は仕事があまり楽しくありませんでしたが、営業2年目の終わり頃になって、コツがつかめてきました。最近は、難しい案件でも提案の仕方を工夫して、仕事が楽しくなるような進め方ができるようになってきました。でも、お客様のご要望にお応えするにはまだまだ知識が浅く、メーカーさんに問い合わせ、教えていただきながら知識を増やしています。
仕事が楽しい、うれしいと感じるのは、「自分だから状況が好転した」と感じる時です。そういうことが結構あって、例えば自分が担当になってから売上が伸びたり、今まで買ってもらっていなかった商品を買ってもらえるようになったり、取引がなかったところから取引したいと言われていい関係を築けたり。最初にそれができたのは営業に出て半年ぐらいの時です。
それまで他社で購入されていたエアコンを当社からの購入にひっくり返したことがありました。そのお客様は今も「下元君がずっと来てくれたから、下元君から買うよ」と言ってくださっています。
それはお客様の所にただ行くだけではできないことですが、何か秘訣はありますか?
それは完全に私の人柄です(笑)。自分は理論派ではなく感覚派なので、相手の表情を見て「今日はご機嫌いかがかな?」と思いながら足繁く通い、状況によっては犬と遊んでいるだけの時もあります。特に、こんなことを喋ったらいいとか、商談の時にはこうしたらという秘訣はなく、アドバイスもできません。私は無意識のうちに相手の懐に入ることができるので、詐欺師と言われています(笑)。ですが、そこが自分の強みだと思っています。
新人の時、私のトレーナーが下元さんで、客先に同行して犬と遊ぶ姿も見ていました(笑)。その下元さんの血を引いているのか、やはり私も担当が自分になったから注文してくれるようになったり、よい関係が築けたりすることがうれしいです。ある得意先は、売上ゼロだったところから、どんどん注文が増えて宮地電機100%で他社からの仕入れなし、というところまで行きました。お客様と仲良くなって飲みに行くこともよくあります。最初は態度や表情が冷たい方も、一緒に仕事をすると笑顔を見せてくれるようになり、冗談が飛んで来たりイジられたり…快感です。まだまだ知識では絶対に先輩方には敵わないので、フットワーク軽く動くことを心掛けています。それが評価につながり、注文数として数字に見えてくるのもうれしいです。
来店される方の中では、甲斐君のお客様が一番多いです。甲斐君もお客様と会話するのが楽しそうだなと思って見ています。
甲斐君は、お客様と電話していて「この件については直接お会いして話した方がいいと思うので」という使い分けが、最初からうまくできていました。これは彼自身がもともと持ち合わせているもので、私たちは裏で「あれは人生2回目だよな」と話していました(笑)。
一昨年に結婚した際、お客様からお祝いの品をいただきました。そのお客様からは普段、無理なことを言われることがあるのですが、感情を表に出すことなく、辛抱して誠実に対応していました。そのような中での出来事でしたので、お客様が自分の仕事ぶりを認めてくれていたから、プライベートなことにも気を遣っていただけたのかなぁと感じました。仕事をしていてうれしい瞬間でした。
私は吉本君を近くで見ていますが、数年トレーナーをやっている中で一番心配でした。1年目は全然しゃべらないし、何を聞いても「大丈夫です」しか言わないんです。本当に営業でやっていけるんだろうかと思っていましたが、いざ営業に出てみるとなぜかファンが付くんです。6年目の今、お客様の前で裏表がなく、物静かでナルシストキャラですが冗談も言うので、お客様から好かれている印象があります。
お客様のために誠意を持ってやってきたことが、結婚のお祝いをいただくことにもつながったのだと思います。
省エネルギー担当室では、省エネ補助金の申請や省エネ診断をメインで行っています。省エネ診断は、「省エネお助け隊」という国の事業で認められており、宮地電機がエネルギー専門の団体として動いています。省エネ診断は「企業にとっての健康診断」といわれています。自社でどれぐらいエネルギーを使っているかわからない、最近電気代が高くなっているその中身をよくわかってないという方も多く、そのような企業様の省エネ診断を行い、「もう少し空調の設定温度を下げたらこれぐらい省エネになりますよ」というような提案をする業務をしています。高い専門知識が必要になりますが、社内外の専門家の方々と一緒に活動しており、毎日が勉強です。だんだん知識が増えてきて、自分でも省エネ報告書を作れるようになってから、仕事が楽しいと感じるようになりました。
私は事務なので、会社の外に出ることはありません。入社して流通品質課に1年半、それから営業課で社内セールス(※)を1年半やって、また流通品質課に戻ってきました。入社2週間ぐらいの時期から電話応対を始めたのですが、D・B・T など聞き取りにくく、発音の仕方を区別することも知らなかったので、間違うことも多かったです。ある時、うまく聞き取れなかったことでお客様を怒らせてしまい、その場で泣いてしまったことがあります。しかし、その後いろいろ経験を積み、電話応対も接客も褒めていただくことが多くなってきました。社内セールスから流通品質課に異動になってからは、ご指名で電話をいただくようになり、とてもうれしかったです。支店長や営業さんから、お客様が「松井さんが電話に出てくれたら元気出るわ」「あの子いい子やね」と言ってくださっていると聞き、とても励みになり、自信にもつながっています。
僕は、来年3月に子どもが生まれるので、カッコイイお父さんでいたいと思っています。浮気をしない、早く帰って家事もする、そんなお父さんになりたいです。
そのためには、早く帰れるよう効率よく仕事をしないといけません。営業に出始めた頃は電話がすごく苦手だったので、わからないことがあったらとりあえずカタログ持って現場に行っていたので、時間がかかりました。今はお客様との関係もできて、電話やLINEでやり取りすることも増えました。
今年の1月に子どもが生まれ、仕事が忙しても、嫌なことがあっても、家に帰れば家族がいる。それが一番の支えになっています。今までは自分だけ何とか食えればいいかと思っていましたが、結婚して子どもが生まれたら、家族を食べさせるだけじゃなくて、いい暮らしをさせてあげたいなという気持ちが芽生えました。子どもにいいおもちゃを買ってあげたり、奥さんに服を買ってあげたり、旅行も1年に3回くらい行けたらいいなと思っています。
モチベーションを保つ秘策は、暴飲暴食です(笑)。怒られたり失敗したりしたら、「今日は飲もう!」とか「何かおいしいもの買って帰ろう!」と。ネットショッピングも好きなので、購入を悩んでいたものも「買っちゃえ!」と盛大にポチってストレスを発散しています。サッカーチームの「セレッソ大阪」が好きなので、ネットでチケットを買って一人で大阪に行くこともあります。
怒っていても、落ち込んでいても、寝たら忘れる性格で、次の日にはケロッとしているのが私。自分でもこんな性格でよかったなと思います。
僕も2月に子どもが生まれました。4月から家族で一緒に暮らし始めて、家に帰ったら家族がいるというのが、仕事をする大きなモチベーションになっています。
もう一つは、早く帰るために自分自身が成長したいと思っています。努力もせず忙しく走り回って9時まで残業してました、というのはダメ。どうすれば早く帰れるかを考えて、効率よく仕事をして早く帰り、なおかつ数字も結果を残すのがカッコイイと思っています。
私はお酒が好きなので、疲れた時や愚痴を言いたい時は同期の2人と一緒に飲みに行っています。数字的な話をすることもあって、愚痴を言いながらも楽しく会話でき、ストレスも解消できます。
また、「就業時間の中でちゃんと仕事を終える」ということもモチベーションの一つで、そのために仕事とプライベートの切り替えをしっかりするようになりました。
僕はオン・オフの切り替えが難しくて、追い込まれると土日も仕事のことを考えて、気になって出社したりもします。皆さんの切り替えのコツは?
高知にいる頃、一度壁にぶつかりました。仕事もしんどかったし、アドバイスを自分の未熟さから悪い方に捉えてしまって、すごく落ち込みました。けれど、辞めようと思わなかったのは、言われたことはもっともだし、仕事量は絶対に先輩たちの方が多い。自分の仕事量からすれば、これでしんどいって言うのは違うなと思い、落ち込んでいる自分が嫌になりました。そこで気持ちを切り替えて、ポジティブに行こう!と決めました。
仕事面では、頼りにされる・任されることがモチベーションを保つことにつながっています。省エネ補助金の申請書類の作成は省エネルギー推進課全員で行い、個人で作った場合も最終的には全員でチェックします。今思えば、初めの頃は当事者意識が薄く、全員でやればいいという意識があり、先輩方に頼っていたと思います。数をこなしていくうちに、営業さんから柏原宛に依頼や相談が来るようになり、「自分がやらきゃ!」という意識が高まりました。
プライベートでは、音楽のLIVEに行くのが好きで、先月は7回行きました。そこでストレス発散して、また仕事に臨むのが僕のスタイルです。
僕のモチベーションは「筋トレに行くために早く仕事を終わらせよう」と思うぐらいです。僕自身、あまり落ちるような性格ではありませんが、入社して一番の壁は、取り扱うモノの量が多く、覚えなくていけないことが多かったこと。ただ、それを覚えないと自分がしんどくなるので、楽をするために覚えよう、そうすれば早く帰れると思って頑張りました。
早く帰るというのは、これからの会社のミッションでもあります。残業した分、仕事をした気になっている人もまだまだ多いと感じています。僕もここにいるみなさんも、後輩を指導する中で、自分がいかに早く帰るかが後輩から見える社員像につながっていきます。「定時で帰って自分の時間を作るなんて、二の次三の次だ」という話をよく聞きますが、ライフステージを充実させるためには大事なことです。そのやり方は十人十色ですが、それを下の世代にも伝えていって、そっちの方がカッコイイということになればいい方向に向かっていくと思います。心折れずに続けてほしいです。
後輩がわからないことを聞きに来る時、答えだけを求めてくる人と、「それはこういうことですか?」と聞いて自分の理解に落とし込む人がいますが、甲斐君は後者。答えに対して疑問が生じたらさらに質問し、確認してくるから、自分のものにしようとしているんだなというのが伝わってきます。それがさっきの言葉なんだと腑に落ちました。
僕も今年の5月に2人目が生まれ、男性育休を取らせてもらいました。家族のためにというのは、一つのモチベーションになっていると思います。
もう一つは、来年は10年目になり、キャリア的にも中堅の立場になってくる中で、自分が牽引する立場になってゆきたいという思いがあります。今もそれなりに大きな数字を持ってやっていますが、個人戦に限らず、自分の課、そして支店を支え、引っ張って行けるようになりたいと考えています。そろそろ上の人たちがいなくなる、その先のことを見据えていかなくてはいけない時期。特殊なお客様を担当し、特殊なモノを扱うことが多い自分の知識や経験を他の担当者に伝えたり、新しいことに取り組んだりしながら、高知支店含め宮地電機を前進させたい。それが今の仕事のモチベーションになっています。
私が入社した時の電材営業部徳島支店は、40代・50代の経験豊富な人たちがたくさんいましたが、20代は3人しかいませんでした。今は20代が10人ぐらいいて、経験が少ない営業担当者が多いにも関わらず、当時の年間数字より業績はアップしています。失敗を恐れず挑戦する若い人の力はすごい。経験をしていないからこそ、いろんなことに挑戦する。それを見たお客様が「宮地電機っておもしろい、買ってみよう!」と思ってくださり、期待する気持ちが業績アップにつながっているんだと思います。不安半分、期待半分、これからの宮地電機が楽しみだなと思います。
こうやって他の支店の人、さまざまな職種の方達と集まれる機会はなかなかありません。同期とは研修で会ったりするけれど、一定のラインを超えると研修もなくなります。他部署と交流する機会も少ないので、これを機にお付き合いを継続し、横のつながりを作りたいと思います。また、顔を知っていると仕事を頼みやすいということもあるので、このような場を少しずつ広げてゆきたいと思います。
人生80年。その中で、職場で過ごす時間が圧倒的に長いです。この時間を楽しまないと損。楽しんでゆきましょう!
