エネルギーの時代
環境保護の観点からCO₂の削減に尽力してきた当社は、「宮地電機は電気代1/2を目指す会社です!」をスローガンに、LED照明や空調分野での省エネルギー機器の提案活動に注力してきました。中でも、LED照明への更新によって削減できるCO₂の排出権を売却し、得られた収益から地域の図書館へ関連図書を寄贈する「LEDでECOになる会」を設立し、地域貢献にも努めてきました。
2011年3月11日、東日本大震災が発生し、日本各地で節電に対する取り組みが行われる中、同年6月、照明メーカーの最新LEDを集めた「Miyaji LEDsフェア」を四国4県で開催。「LEDが節電のファーストステップ」をテーマに、当時はまだ普及し始めだったLEDを使った器具や節電への有効性を存分に知っていたいただく機会としました。
その後は「安くてカンタン♪LED」「LEDで貯金」とテーマを変え、4年間にわたり開催。キャッチコピーの通り、LED導入によって削減された電気代で購入費用をまかない、さらには貯金にもつながるという提案も行い、LED化の有効性を実感いただくことができました。
2011年6月には松山支店をリニューアル。照明には、省エネ効果が高いタスク・アンビエント照明を導入し、その効果を実証しました。さらに同社屋にはお客様引き取り型の店舗「電材デポ」をオープン。従来の店舗より、在庫のアイテム数を約2倍に増やし、「宮地電機に行けば何でも揃う」というコンセプトのもと、ファンの拡大を進めました。
原発事故以来、原子力発電に代わるエネルギーの確保が必要となり、太陽光発電にも期待が寄せられるようになりました。当社でも太陽光発電の普及・活用支援を全力で進めるべく、省エネルギー担当室が牽引し、土地の調査、設計、関係各所への申請、施工、運営管理の事業に積極的に取り組みました。宮地電機グループ保有の太陽光発電システムとしては、2013年南予営業所に第1号のソーラー発電所が稼働。続いて高知支店、徳島市の東沖洲、鳴門北灘、2019年の瀬戸内配送センター、2021年の西讃営業所、2023年の徳島支店、淡路島と順次稼働し、発電をしています。
2011年11月にはMiyajiサンクスキャンペーンがスタートしました。この企画は1984年から1992年にわたり開催されたMiyajiベスト10会を復活させたキャンペーン企画であり、当社の主要なお客様を旅行にお招きし、日頃の感謝の意を表すとともに親睦を深めることを目的としています。第1回は神戸市に約40名のお客様をご招待し、その後も日本各地を巡り、今でも続く毎年の恒例行事となっています。心を込めたおもてなしは、参加されたお客様から毎回ご好評をいただいております。
2014年、約30年にわたってさまざまな業務処理に活用してきたオフコンから、ネットワークやパソコンとの親和性の高いオープンシステムへ移行しました。閉ざされた環境であるオフコンに対して、インターネットを介して仕入先のシステムとの連携も可能になり、情報化社会に対応するシステム基盤が整いました。
また、2012年からパナソニック株式会社様との間でスタートしたEDI(※)連携が軌道に乗り、2016年に19社、2024年9月には66社との連携が実現、発注データの送信、納期回答の更新処理が飛躍的に効率化されました。いち早くEDIによる連携を推進したことが、電材業界の先駆けとなり、今や全日電材連でも普及の動きが生じています。
宮地電機が創業70周年の節目を迎えた2015年、周年行事の準備が進む中、会長の彌典が永眠しました。社葬を執り行い、多くの方に見送られて旅立ちました。
まだ悲しみが癒えぬ同年8月、高知ぢばさんセンターを会場に、これまで育ててくださったお客様やOBの皆様、そして社員・ご家族に感謝の思いを込め「宮地電機創業70周年感謝祭」を開催しました。60社を超える仕入先の出展ブースや、抽選会、キャラクターショーなど、大人からお子様まで楽しんでいただけるイベントとしました。天候にも恵まれ、3,500人を超えるお客様にご来場いただき、大盛況のうちに終えることができました。そしてこの感謝祭では、本当にたくさんの方々に愛されてきた70年を感じることができました。
2016年には3年ぶりに全員が集結し、観音寺グランドホテルにて「Miyaji-COM2016 〜観音寺だよ 全員集合‼〜」を開催しました。社内有志10名からなる実行委員会が企画・運営を手がけ、「働く仲間同士の連帯感・団結力の高まり」「自ら気づき、自ら考え、自ら決め、自ら動く人の増加」に加え、「実行委員会メンバーの成長の場」「全社集会のノウハウの継承と醸成」をテーマに、絆を深め、学び合い、成長し合う機会となりました。
2018年6月20日、3年の歳月をかけて準備を進めてきた瀬戸内配送センターの起工式を執り行いました。瀬戸内配送センターは、観音寺市大野原町に位置し、他社を圧倒する在庫量とデリバリー力を有する宮地電機の拠点として期待と注目を集めました。
建設工事は順調に進み、2019年5月7日に電材卸売業界では四国初の自動倉庫を有する物流センターとして稼働開始。同時に、隣接する営業拠点として観音寺支店がオープンしました。
大野原町周辺は南海トラフ巨大地震発生の際に大きな影響を受けにくいとされ、この地に開設したことはBCPにおいても大きな意味があります。未曽有の大災害が起こった際には、四国外からの流通が完全にストップすることが想定される中、電材卸売業として四国最大の在庫を有する瀬戸内配送センターが、四国4県のインフラ復旧を力強く支えます。
